4月22日のアースデイ(地球の日)に合わせて環境問題・社会的課題の解決を呼びかける「アースデイ東京」(5/30まで)が今年も開催され、そのヤマ場である15~16日、代々木公園の会場に市民電力連絡会が4年ぶりに出展。太陽光発電を実体験していただくモニュメント「ソーラーツリー」を初公開しました。フレキシブルモジュール×8枚で構成される高さ約2メートルのソーラーツリーは、会場ほぼ中央部に設置され、注目度はかなりのもの。分解・組立て可能であることも特徴で、アースデイの後も各種イベントのシンボルとして継続使用されることになっています。
今年の代々木会場は土曜日が本降りの雨、基本的に晴天だった日曜日も二度にわたって雹(ヒョウ)混じりのゲリラ豪雨に見舞われる出展者泣かせの展開に。当会も期待された15日夕刻のイルミネーション点灯式をやむなく断念しましたが、16日は11時から16時まで予定どおり「ZOOM配信ライブ」を開催。ソーラーツリーすぐ隣のブースで、竹村理事長をはじめ出演者・参加者が世界に向けて太陽光発電の有用性・再生可能エネルギー100パーセントの未来の実現をアピールしました。モニュメント製作費を当会初のクラウドファンディングでまかなったのも大きな挑戦でしたが、目標額30万円の達成はギリギリ足踏み状態! 4月いっぱいまでこちらのインターネットアドレス https://camp-fire.jp/projects/view/660795 からファンディングにご参加いただけるので、引続き応援よろしくお願いします!(各写真はクリックすると拡大します)
来たる4月15~16日、東京・代々木公園で開催される「アースデイ東京」の当会ブースで、再生可能エネルギーの灯をともすことを目的に、太陽光発電パネルの「木」=ソーラーツリーをみんなで作り、実際に太陽光を利用して発電することを体験していただく、体験型モニュメントを製作する運びとなりました。完成したソーラーツリーはその後もいろいろなイベントのシンボルとして継続使用します
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
目標額30万円をめざし、当会として初めて、購入型のクラウドファンディングに挑戦することになりました。下記のリンク先から応募していただけます。
アースデイ東京 2023 ソーラーツリープロジェクト - CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)
なにとぞ応援よろしくお願い申しあげます。首都圏にお住まいの方は、どうぞ「アースデイ東京」にて、市民の想いが結集したソーラーツリーを観に来てください!
2022
農地の上に間隔をあけて太陽光パネルを設置し、農業と発電事業を両立させる「ソーラーシェアリング」方式の市民発電所の見学へ神奈川県小田原市を訪問。設置者は合同会社小田原かなごてファーム。最初に訪ねた2号機(出力58.24kW、冒頭写真)の下で採れるのは、自然栽培米。同社と井上酒造が共同開発した地酒の原料米として地域貢献しています。次に訪ねた3号機(出力78kW)の下では、大豆・落花生・サツマイモ・サトイモなどが採れ、これらを使った商品は、かなごてファームが運営する「農家カフェSIESTA」でも販売されます。また3号機で生まれた電気は「農家カフェSIESTA」および近隣の松田町にある公共施設で「全量自家消費」され、電気も地産地消していることも特徴です。
2つの発電所とも、耕作放棄地をよみがえらせたことが同社の大きな自慢です。ソーラーシェアリングは売電収入が得られることから、営農継続のプラス材料になることは間違いなく、かなごてファームが設置した4つの発電所は全てソーラーシェアリング方式です。生産者との絆が深まったことから「農家カフェSIESTA」の品揃えもさらに充実。「ソーラーシェアリングには人間関係を再構築させる力、コミュニケーションを高める力がある」と、案内していただいた同社代表の小山田大和さんは語ります。江戸時代に数々の村をよみがえらせ、地域活性プランナーの元祖とも言える二宮尊徳を生んだ小田原の地で、ソーラーシェアリングは着実に成果を上げ評判を集めている……と実感された一日でした。(以下の写真は訪問順に、農家カフェ、発電所3号機、「おひるねみかんプロジェクト」拠点の耕作放棄地、かなごてファームが尽力した薪ボイラーのある公共温浴施設)
市民電力連絡会も呼びかけ団体の一つとなって「3・25 世界気候アクション」が開催されます(0325アクション呼びかけ人=順不同=:国際環境NGO FoE Japan 吉田明子、国際環境NGO FoE Japan 高橋英恵、国際環境NGO 350.org Japan 横山隆美、国際環境NGO CCL Japan 野田浩平、国際環境NGO グリーンピース・ジャパン 鈴木かずえ、気候危機・自治体議員の会/東京都議 漢人あきこ、気候危機・自治体議員の会/新潟市議 中山均、NPO法人市民電力連絡会 理事長 竹村英明、気候ネットワークスタッフ一同)
下記の様々なアクションが呼びかけられています。
1.オンライン・イベント
3月25日 18:30~20:00 気候変動の解決に取り組む、世代を超えた世界の仲間と繋いだオンライン・イベントを開催します。
詳しくは、以下のフライデーズ・フォー・フューチャーのホームページに掲載されますので、そちらをご覧下さい。
そのほか、2、3のようなアクションが予定されています。会員団体の皆様はもとより、ご賛同いただける皆様には「3.」のURLから、ふるって「地域アクション登録」をお願いします(25日まで)。STOPだけでなく、市民電力団体としては、市民発電所前でGOTOのアピールもよいかと思います。
2.写真・ビデオ投稿アクション:「ススメ!止まれ!道路標識アクション」
【アクション方法】
共通のシンボルとして使用する交通標識のデザインにメッセージを加えたボードを持ったり、交通標識をバックに写真またはビデオを撮影し、それにハッシュタグを付して3月25日にSNSに投稿してください。
利用するSNS
・主にツイッター、インスタグラム、フェイスブック
・その他のSNSでも、もちろん大丈夫です。
アクション日時
・3月25日17時~18時
・ツイッター以外のSNSであれば、何時でも結構です。
ハッシュタグ
・#気候危機みんなで動けば怖くない #PeopleNotProfit のどちらか1つをつけてください。
当連絡会の理事長が所属する「GPP」では、発電所前アクション(発電所の前でSTOPの道路標識を掲げて写真を撮り、SNSに投稿)のなかで「横須賀火発前アクション」に参加するとのことです。
発電所前アクションのリストはこちら(クリック)
3.スタンディング・アクション
3月25日には全国各地でスタンディング・アクションも開催されます。スタンディング・アクションを企画・実行される場合は、以下のフォームからご登録ください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfBvtmYTJFN976WMxBQ_uzcNfAtMEDFDUuMRPI3UOieQdU7hQ/viewform
登録されている地域アクションはこちら → FFFのウエブページ(クリック)
連携している「FoE」や「気候ネット」が計画している下記のアクションなどにも、ぜひ、ご参加ください。
●東京アクション:25日12時 JERA本社前(日本橋)20分ほどアクション
銀座通りの歩道を歩いて移動(40分)
13時すぎ Jパワー本社前 20分ほどアクション
【注意事項】
・道路標識の撮影時に通行の妨げにならないように気を付けてください。
・特にオフラインのアクションでは、コロナウイルス感染症対策の徹底をお願いいたします
この行動を通じて全国の多くの場所で問題を抱えていることや、無視できない多くの市民や若者の声があることを訴えましょう。
皆さまの積極的なご協力をお願いいたします。
このイベント(日時:2022年3月4日=金=~7日=月= 10:00~17:00、会場:オルタナティブ生活館=新横浜駅近く=、講演・座談会はオンライン=Zoom=併用、主催:福島原発事故10年企画実行委員会、後援:マスコミなど多数、協賛:福島原発かながわ訴訟原告団・弁護団・支援する会、市民電力連絡会ほか多数)は2021年3月に横浜駅近くで開催予定でしたが、コロナ禍で延期。8月の実施を目指しましたが一層深刻な状況で再延期、2022年3月1年越しでようやく開催できました。まん延防止措置中でしたが、入場人数制限・感染予防対策をとり、講演・座談会は会場とオンラインハイブリッドで行いました。
4日間の延べ参加者数は約500名でした。福島原発事故被災者・避難者の声を届ける活動をされている渡辺一枝さんのお話と避難されている方々の座談会、大飯原発の差し止め判決を下した樋口英明裁判長による「司法の正義」の講演と福島原発かながわ訴訟原告団長・弁護団長の座談会、じっくりと思いを共有する時間がもてました。展示も多面的で相互の情報交流ができました。講演・座談会の様子は後日YouTubeで公開予定です。展示内容もビデオ撮影や展示データを公開すべく準備を進めています。久しぶりのリアル開催で、「リアルならでは」の良さを実感しました。
会期中にロシアがウクライナ原子力発電所を攻撃したという報道がありました。原発も核兵器もやめよう、という本企画の趣旨から、実行委員と毎日の参加者の同意を得て、本企画参加者一同名でロシア・プーチン大統領あての抗議声明をロシア大使館に提出しました。またウクライナ大使館へ激励・支援にも訪れ、大使より感謝状をいただきました。
市民電力連絡会の展示は、実行委員であるあつぎ市民発電所の展示と一体として、展示テーマ3「放射能と私たちの未来」の「これからのエネルギー」コーナーに展示しました。21年台帳の展示・販売も行い、27冊購入していただきました。あつぎのソーラーシェアリングの写真などもまだ物珍しいのか、好評をいただきました。 (集合写真:展示の前で あつぎ市民発電所メンバー)
2022年3月18日
あつぎ市民発電所 遠藤睦子
2021年
さる1月に“投機的”とも言えるほど卸市場で電力価格が乱高下し、市民電力からFIT固定価格で売電されている電気まで高騰した問題について、当会竹村理事長みずから解説する「緊急学習会」をオンライン会議システム「ZOOM」で開催し、64人の参加者で白熱しました。
終盤では、発電事業者側・消費者側からもパブリックコメント(https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620121018、5月29日で終了)を通じて抜本的な市場システム改革を求めていこう、と当会として呼びかけを行いました。短期間に沢山のお申込み・ご参加をいただき、ありがとうございました。
この問題の小手先の幕引きをはかろうとしている政府に対峙し、またこの問題への幅広い方からの関心にお応えするため、資料ならびに記録動画を下記に一般公開いたします。
2020年
--+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+--
「あと4年、未来を守れるのは今」エネルギー基本計画改定に向けてのキャンペーンに協力を
現在、政府がエネルギー基本計画改正に向けた検討をはじめています。気候危機を回避するためにはエネルギー基本計画の抜本的な見直しが不可欠です。
首相も2050年CO2排出ゼロを掲げましたが、これを原発なしで実現させなくてはなりません。エネルギーミックスでの再エネ比率を飛躍的に高める必要があります。
そこで、気候変動や再エネに関わる団体をはじめ、若者なども参加して大規模な署名キャンペーンを展開することになり、12月12日、パリ協定5周年を機に、キックオフをいたしました。市民電力連絡会もその呼びかけ団体になっています。
これからでも賛同団体に加わることができますので、組織の合意が図れたところは、下記の賛同フォームから登録してください。
また、賛同団体であってもなくても、署名集めにご協力をお願いします。
--+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+----+--
▼<賛同フォーム>こちらからご登録ください。 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfu5zJPISsmg3X9Ruzd3JQIRMxiEnWasY5nnqgz
▼ウェブサイトはこちら、署名簿もダウンロードできます。 http://ato4nen.com/
▼12月10日記者会見映像はこちら
(当記事の左上「WHY」から始まる画像4点をクリックすると、拡大してお読みいただけます)
首都圏市民電力交流会2020「再生可能エネルギーとまちづくり~その課題と市民の役割」が、11月7日、オンラインにて開催され、100名の方の参加がありました。
午前午後、ぶっ通しでの開催、10名にもおよぶパネラーにそれぞれの場所からご登場いただく完全リモートでの開催でしたが、皆さんのご協力のおかげで大きなトラブルなく終了することができました。ブレークルームを活用しての懇親会にも初挑戦いたしました。
いかがだったでしょうか、感想などもお寄せいただけましたら幸甚です。
(チラシ画像はクリックで拡大します)
当日出席が叶わなかった方や、再度アーカーブしたい方のために、当日の録画記録を公開いたします。
YouTubeのリンク先はこちら
午前 動画1
https://youtu.be/rxOEJgntdzA
午後 動画2
https://youtu.be/pCI_6r77SX0
ご覧になってのあらたな感想などを、お寄せいただく
アンケートのフォーマットはこちら
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScP3rvxUa2aWZACGFYZPdjr0u45RsINyT76NFE3Q_QqfWenQg/viewform?usp=sf_link
初の試みとして「第2回・資源リサイクルEXPO」(於・東京ビッグサイト、主催・リードエグジビションジャパン)に団体入場のうえ「特別講演」(於・TFTホール)を受講しました。講演者であるトリナ・ソーラーの渕上取締役およびクリスタルクレイの加藤会長からは、太陽光パネルの長寿命化が進んでいること、日本の廃パネルは豪雨等の災害要因で予想以上に増えていること、ガラス産業の世界首位を行く日本は廃パネルの資源化において重要なプレイヤーであること、その廃ガラス素材を用いたレンガ等の商品は焼成温度を下げて温室効果ガスの削減に貢献していること、2030年代以降の急増に備えて日本は官民挙げてパネルリサイクルの産業化を推進していること、などを学びました。参加者からは「想像以上にメーカーがリサイクルに取組んでいるのに感激した」「リサイクル産業が日本の地方で進んでいることがわかった。中国の躍進ぶりも実感した」などの感想が。
2019年
3日間でのべ147,653人の来場者を集めた「エコプロ2019」(於・東京ビッグサイト)に、恒例のブース出展。当会ブースには、訪れる人も例年より多く、各種チラシも思いのほか持ち帰られたほか、「市民発電所台帳2019」は持参した部数が 3日間で「完売」。当会リーフレットも急遽モノクロコピーを増刷してしのぐ品薄でした(各写真はクリックで拡大します)。ブース内では「台帳ダイジェスト」掲示のほか、当会が参加する「パワーシフトキャンペーン」の一環「1億円キャンペーン」をアピール。“パワーシフトな”電気代の年額を1億円台に乗せる同キャンペーンには、次のリンク先からご参加ください。 http://power-shift.org/100m/
56名の参加者を集め、多摩エネ協こと多摩循環型エネルギー協会との共同で、2019年度の「首都圏市民電力交流会」を開催。会場となった恵泉女学園大は、多摩エネ協が第一号となる30kWの市民発電所を設置した記念すべき場所であり、交流会直前にはその見学会も催行されました。
交流会第一部では、東京都環境局の山内真様から都としての再エネ関連事業の取組み報告の後、「市民電力は地球温暖化対策の切り札だ!」と題するトークセッションでは、阿部・多摩市長、多摩エネ協の江川理事、足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわの奈良理事長、当会・竹村理事長の4名が、再生可能エネルギーを市民が作って市民に更に広げるための方策を、参加者とともに議論。第二部の音楽ライブでは、この日のために多摩エネ協の有志で結成された「和和(わーわー)バンド」初演奏、森のシンガーソングライターこと山田証(あかし)さんによるアラスカの環境破壊の現状報告を交えた自作ソング熱唱、そしておなじみゼロノミクマを率いる「ZERONOMIX」による自作ソングも加えた熱演奏と、台風続きの嫌なムードを打ち払う、明るい希望の湧いてくる集まりとなりました(各写真はクリックで拡大)
市民電力連絡会は今年も、東京・代々木公園の春の風物詩「アースデイ東京」にブース出展。住宅用ソーラー発電の固定価格買取が順次終了に突入していく「2019年問題」の年でもあり、会員である「非電化地域の人々に蓄電池をおくる会」のバッテリー展示が注目を集めました。
それまで発展途上国向けに供給してきた使用済みバッテリーを、国内の「オフグリッダー」向けにも発売。住宅用蓄電池の価格がなかなか下がらない中、自宅で発電した電気を自宅で使う時代の到来に弾みをつけたいと、2日間通しての実物展示となりました。引き合いは予想以上だったとのこと。当会ではこのほか、21日「気候変動アクション・リレートーク」の時間に、竹村理事長の「再エネ初耳学・容量市場編」も注目を集めました。
会員による2018年度総会も無事に終了後、一般参加者も交え、千葉商科大の鮎川ゆりか名誉教授をお迎えして「市民電力が向き合うべき課題とは?」をテーマに「総会記念講演」を開催しました(於・さわかみ投信株式会社会議室=東京都千代田区)。
山梨県、岡山県など、一部業者による無秩序なソーラー開発の実例や、その動きに呼応して各地で盛んになってきた反対運動の現状を知り、そんな中で「自然を壊さず(エネルギーシフトで)地球を守る」ための方策をともに考える異色企画。一部の市民にはすでに嫌悪感さえ与えているソーラーパネルの「名誉回復」をいかに勝ち取るか? そのためにも、自然エネルギーはコミュニティに寄り添うことが急務、という演者の指摘に、当会としても市民電力の新しい使命を見出した講演会となりました。
講演後は「市民発電所台帳2018調査報告会」が開催され「市民発電所台帳2018」の制作秘話や今年の発行計画が披露され、その後フロアを代えて鮎川さんを交えた懇親会と、盛り沢山の一日を終えました。
13人のメンバーで、愛知県新城(しんしろ)市を訪問しました。現地集合し、市役所ヒアリングののち「ゲストハウスHoo!Hoo!」へ1泊し、翌日市民電力団体のご案内により市内再エネ施設などを見学、現地解散としました。
震災後、いち早く再エネ推進条例をつくった新城市での、再エネ推進施策のその後の展開について詳しくお尋ねし、翌日はレンタカーで広大な市域を縦横に走り、豊富な再エネポテンシャルを実感しました(下に「小水力でんでんちゃん」、「湯谷温泉バイオマスボイラー」=建設中、が写っています。穂積市長との懇親会写真も)。
資金調達を担う「おひさま自然エネルギー」は、他市でも大きくファンド事業を展開しておられました(当会会員の「自然エネルギー埼玉」の那須発電所もそのひとつです)。
(各写真は、クリックすると拡大します)
2018年
本邦最大級の環境イベント「エコプロ2018」(於:東京ビッグサイト=東京都江東区)にブース出展しました。イベント全体の開催テーマは「 SDGs 時代の環境と社会、そして未来へ」( SDGs = Sustainable Development Goals
)。同時開催された社会基盤整備を荷う企業と自治体の商談会「社会インフラテック2018」の来場者数を含め、来場者数は昨年より約2000人多い162,217人を数えたとのこと。
大企業の出展が目立つ中、当会は珍しい市民団体の出展者として、今回も気を吐きました。ブースでは「市民発電所台帳2018」集計結果のダイジェスト報告と、同台帳の販売(1部200円)をおもに実施し、「台帳」は前回出展時を上回る冊数を来場者に販売。中にはこの入手を目当てに訪ねてくださった方もいて、地道に環境問題を普及啓発していく大切さと手ごたえを、あらためて実感した3日間となりました。
千葉市にて「首都圏市民電力交流会」(11月17日、「リネットちば」と共催)を開催し、これと併せ、足かけ2日間のソーラーシェアリング発電所の見学会を催行しました。初日は、ソーラー発電所の真下でニンニク、ソルゴー、サツマイモ等が穫れる「大木戸アグリ・エナジー1号機」(千葉市緑区、千葉エコ・エネルギーが運営)へ。引続き、中央区の「パルひろば・ちば」にて開催した交流会には、会員・一般参加者を合わせ66名が参加。基調セッションの後「千葉県内の市民電力パワーアップ大作戦」「市民電力とソーラーシェアリングの未来」の2討論会をまじえ、ソーラーシェアリング発祥地の千葉らしい充実した討議を繰り広げました。
2日目は、匝瑳ソーラーシェアリング発電所(千葉県匝瑳市)見学の後、飲食ブース、餅つき、和太鼓演奏など盛り沢山の「匝瑳ソーラーシェアリング収穫祭」にも参加。市民パワーでエネルギーを生み出す市民発電所の良さを「食」にまで拡大するソーラーシェアリングの可能性に、各参加者が勇気づけられたことでしょう。(各画像はクリックで拡大します)